【為替】外貨資産を持つ理由は円安に備えるため(インフレヘッジ)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。
今回の資産運用相談ホームページブログでは『【為替】外貨資産を持つ理由は円安に備えるため(インフレヘッジ)』というタイトルで資産運用に役立つ情報をお伝えします。
さて、ニュースでもしきりに取り上げられていますが、気がつけば為替市場では、1ドル=104円後半〜105円前半台を付けて推移するようになりました。思い返すと2013年1月頃には1ドル=85円台だったので、当時より約23%程度の円安(円高修正)となりました。では、果たして今は円安水準と言えるのでしょうか?
また23%の円安が意味することは、ドルを持つ外国人にとって、日本の資産(例えば、不動産など)が23%割引になったということです。なので、東京周辺の不動産へ投資している中国人富裕層などが増加しているのには納得できます。
一方、円資産しか持たない日本人にとっては海外へ行く(もしくは海外製品を買う場合)には23%は割高になっているということです。身近な例として、有名高給ブランド製品が相次いで値上げされていますね。
ただ、為替はシーソーゲームのようなものなので、中長期で見ると下記のように必ず上げ下げがあり、一定というのはあり得ません。
<USD/JPY 20年間為替チャート>
7年前の2007年頃には121円台だったので、今の104円台が円安水準という訳ではないのは分かります。また為替を動かす要因は様々あるものの、今後さらなる「円安(ドル高)方向へ」という要因が種々揃っている点、そして多数のプレーヤー(個人投資家、機関投資家、マーケット関係者など)がいる以上、その方向感(トレンド)は出ているということです。
日本人投資家の多くは、株式や投資信託への投資は「JPY」からなので、国内物価の上昇(円安による輸入物価上昇や原料高など)へは備えきれていないという現実があります。なので、外国債券への投資やオフショアファンド(外貨建ヘッジファンド)での運用をすることで円安に備えるという考え方が重要になります。
過去のデフレ下の日本経済環境においては「円資産」で持っておく事が合理的な考え方でした。ただ、現状では日銀や政府がインフレを目指している以上、円資産のみを持っておく事がリスク(円資産目減り)になり、非合理的な投資判断であるということを肝に銘じておく必要があります。
「卵を1つの籠に盛るな(1つの資産のみに偏るな)」というのは、分散を心がけるべく古くからの格言ですが、殆どの投資家が出来ていません。「外貨資産を持つべき理由」をしっかり見直して、資産の目減り(インフレ)に備えましょう。
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