【為替】マレーシア航空機墜落(地政学リスクの高まり)と為替推移

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

 本日(7/18未明)、米国Bloombergのニュース速報が流れてきました。それは「マレーシア航空機がロシア国境付近のウクライナで墜落」というあまりにも痛ましいニュースでした。

 タイミング的には米国マーケットが始まった時間帯だったので、それを折り込むように米国株式市場ではジワリジワリと下落をする流れでした。そして何より顕著に反応していたのが、マーケットの恐怖感(警戒・不安感)を反映するといわれているVIX指数の上昇です。

<VIX Index 3 ヶ月チャート

スクリーンショット 2014-07-18 13.32.16.png ここ3ヶ月で最も反応が顕著でした。11.00ptで始まりましたが時間の経過と共に緩やかに上昇し14.54(+32.18%)で引けています。このVIX指数は通常は10pt〜20ptで推移しています。このような不確定要素(特にテロや戦争、大企業の破綻時などのリスク)の高まりがある場合には急激に上昇します。20ptを超えると危険警戒シグナルと言われています。

過去の主要な最高値がこちら。

1998年8月  ロシア危機      45.74pt

2001年9月  米国同時多発テロ   43.74pt

2002年7月  エンロン不正会計事件 45.08pt

2003年3月  アメリカのイラク侵攻 34.69pt

2008年10月   リーマン・ショック時    89.53pt(最高値)

 また、他に顕著だったのは為替推移です。一時的にリスクオフの米ドル売りが生じていました。(円高要因)これに伴い本日の日本株式も下落しています。ひとまずの利益確定という印象が強いものの、投資家心理としては若干リスクオフに傾いたと、いうのが昨晩からのマーケット全体です。

 そんな中でも為替に関する見通しとしては現状のドル高円安(他通貨安)のトレンド変更見通しは考え難いと思います。確かに地政学リスク(イスラエル軍によるガザ地区地上作戦開始や今回のウクライナロシア問題)が高まっているものの、その時の経済環境の方が重視される傾向にあります。

例えば、2001年9月の米国同時多発テロの際を思い返すと、

9/10 1ドル=121円台

9/20 1ドル=115円台

2002年初 1ドル=134円台回復

と推移していました。テロという不安心理の高まりから短期的なリスクオフはあるものの、その時の経済状況を鑑みて為替が推移していたことが分かります。

 目先のマーケットでは地政学リスクの高まりに対して警戒感を示し始めていますが、為替や株式を含む大枠のマーケット変動要因を捉える上で、注目すべき経済動向としては大きく2つ。

 1つは「米国の金融政策(QE3縮小がこのまま行われるのか、利上げ時期見通しを変更してくるのか)」

 もう1つが「地政学的な原油高のリスク(景気回復の腰を折るリスク)」

 個人投資家は短期でタイミングを計って売買するのは(よほどマーケットに張り付いている投機家を除いて)困難なので、中長期で資産運用を目指す場合にはドルコスト平均法を活用した海外積立投資などで積立投資をする方が、このような地政学リスクを抑えて運用できますね。

 これ以上、世界的に地政学リスクが高まり波及して行かないことを心から願うばかりです。

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