年金積立額減少
日本の年金積立額が減少している。これはつまり支払いが多くなったため、財源から取り崩しているということである。どこから取り崩すかというと、日本国債売却である。そして国債は売り越しとなり、国債発行残高も減少ということになった。
国債が減るとどうなるか?そもそも税金だけでは毎年の予算をカバーできないため、国債発行(借金増加)によってその不足分をカバーしてきたのだが、それもできないということである。
最後には、予算を削減か、海外に日本国債を買ってもらうか・・・。この低金利で借金まみれの日本の国債を外国人が欲しがるかどうかは甚だ疑問だが(笑)。
同時にこの年金積立額の取りくずしも気になるところである。ピーク時に150兆円くらいの残高があったのが、08年時点で124兆円である。高齢化になり、支払いの方が多くなってきているからである。さらに日本国債をたくさん保有しているということは、運用でもたいして増やせないので、今後も取り崩しということになるであろう。
年金積立額のシミュレーションはしづらいものだと思うが、これをすると私が将来65歳になる時(35年後)を考えると、まずないものと思ったほうがいいのかもしれない。
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