日本は「国の借金」882兆円
日本の国の借金(国債+借入金)が過去最高を更新、882兆円にもなった。国民一人当たりに換算すると、693万円。この1年間で増えたのが36兆円。新規発行を減らすと言っていたが、実際には金融危機後の景気刺激策で53.5兆円も国債を発行したよう。
先日のブログでもご紹介したが、日本の公的債務残高のGDPに占める割合は218.6%と100%にも届かない米国など他の先進国よりもひどい。さらに今回のギリシャ(100%程度)の倍もある。それでも破綻しないのは、国債の94.8%を国内勢が保有しているから(右下の円グラフ参照)。主に銀行や生保など金融機関が多いのだが、家計も5.1%とある。そう、あなたが持っている国債です(利付国債、個人向け国債など)。
日本の国の破綻のリスクを売買するCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)も保証料率が0.76%と2月下旬以来の高水準。
今後構造改革など、抜本的な改革がなければ、いつかどこかでレッドカードだとはご理解いただけると思うが、では実際どうやって改革をするのかどうかが問題。消費税を上げる?たしかに先進国が20%前後の消費税(付加価値税)なので、それが手っ取り早い解決策のようにも見えるが、日本国民が欧米人ほど政治や経済に理解力がないのも事実。反発は必至だし、デフレにも関わらずさらに物を買わなくなる。ではどこから借金返済の財源を作るのか?僕には全く思い浮かびません。お手上げでしょう。
ツイート