夕張市財政破綻の例(2006年)
日本国の格下げが相次ぎ、国の破綻という懸念が頭から離れないこの頃だが、まず地方自治体(夕張市)が破綻した例があることを忘れてはならない。しかもそんなに前でもない2006年。
この時の負債額は500億円。1年間の財政規模が45億円だったというので、その10倍。つまり10年分である。
その原因となったのはこちら。
1)時代の流れにより、炭鉱閉鎖が相次いだ。
2)人口が12万人から1万3600人に激減。
3)観光振興を打ち出し財政支出をしたが、これに失敗。
そして財政破綻の後の改革はこちら。
1)国の管理下に置かれ、すべての決定権は国に委譲。
2)市民税、下水道料金値上げ。
3)市民病院は診療所に格下げ。透析患者は隣町まで行くハメに。
4)小中学校は統廃合。
5)図書館閉鎖。
6)除雪費の大幅カット
7)260人いた市の職員は100人に。
8)職員の給与は30%カット
9)人口の1/7が流出。
少しは実感がわきましたか?これが国の破綻になるともっと恐ろしいことに。
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