【積立投資】2015年の日本株式市場予測
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
今日QUICKニュースで伝えられた市場関係者12人の2015年の株式市場予測についてお伝えします。
その12人は、SMBC日興証券、三菱UFJ投信、岡三証券、野村證券、ちばぎんアセット、りそな銀行、楽天証券経済研究所、大和証券、第一生命経済研究所、東海東京調査センター、大和住銀投信投資顧問、ニッセイ基礎研究所の各ストラテジストなどの市場関係者で、彼らの日経平均の予想がこちら。
高値予想平均:20,958円
安値予想平均:16,625円
2016年の企業の3月期の経常利益は、2ケタ増予測(対前期比)とのことで、年前半から年央は不安要因により上値を抑えられるものの、年後半には上昇しやすくなるとの予測。
その上昇要因の1つは建設や小売セクターなどの内需関連、2つ目に為替(円安・ドル高)による訪日外国人需要の取り込み、最後に円安による自動車を中心とする輸出関連企業の後押しが挙げられているそうです。
一方のネガティブ要因が、
・原油安(今後も継続の見方)による、産油国や新興国の財政や金融システム波及への不安心理
・FRB(米連邦準備理事会)のよる利上げ(2015年6月予測が多い)による、米国株安からの日本株安要因
・日銀の早期出口観測の強まり
・地政学リスクの高まり(アノマリー的に未年は、1991年湾岸戦争、03年イラク戦争などの戦乱)
とのこと。
ただ、特に年末年始に出されているこの手の予測などは「大体、当たらない=外れる」というのが例年、個人投資家の経験則かと思います。
アナリストやストラテジストは毎年の恒例行事のように「次年度の予測を出せ」と言われたから出しているだけで・・・そもそも、彼らの予測が外れようと当たろうと(勿論彼らの名誉や会社のプレゼンスには関わるものの)、仮にその情報を元に個人投資家が損をしようと儲けようと特に関係ありません。なので、中長期でリターンを目指す個人投資家はこのような類の予測に流される必要はありません。
目先の情報よりもむしろ「今、どのような資産を持っていて、どのような資産配分になっていて、通貨はどの通貨比率が多く、年間のリスク・リターンはどの程度目指しているのか」というように、自身の資産内容を見直しの方が重要です。
例えば、海外積立投資やNISAや401Kでの中長期観点の投資家は月々ドルコスト平均法で一定金額を投資し続けているはずなので、この年末年始の際に自身のポートフォリオのリバランス(資産配分)やスイッチング(ファンド変更)を確認してみてはいかがでしょうか?
・・・皆さん、今年2014年の年始に発表されてた、各金融機関の予測を覚えていますか?殆どの方は「ノー」だと思います。そのような大衆向けの情報ではなく、個々人の目標に沿っている有益な個々人用の情報を元に中長期での資産運用を心がけましょう。