ヘッジファンドへ投資する機関投資家
ヘッジファンドの最も大口の顧客といえば機関投資家。機関投資家とは個人投資家と対称的な言葉としてよく使われるが、要は年金基金、銀行、保険などである。
通常個人投資家であれば、自分が感覚でこう思うから、証券会社の担当者がこう言ってきたからそれに乗せられて投資、などとよくある話ですが、彼らは個人とは違うため、意思決定をするためにとても時間を要するし、それなりの材料が必要となります。要は人のお金を運用するわけですから、そんな適当な意思決定ではいけないということですね。
その機関投資家たちがヘッジファンドにどのような期待をしているのか、というのがこちらの『Hedge Fund Spotlight』に載っています。
機関投資家のヘッジファンドに求める主な項目はこちら。
・3年以上のトラックレコード(運用実績)
・1億ドル(約100億円)以上の運用資産残高
・8.7%の年平均利回り(ロングショート戦略の場合)
・9%の年平均利回り(ファンド・オブ・ファンズの場合)
そして・・・
・米粉億の56%の民間年金基金がヘッジファのに投資
・運用資産の9.8%をヘッジファンドに割り当て
・18のヘッジファンドに分散投資
・投資期間は平均6年
です。
私のクライアント含め、ヘッジファンドに投資をしている方は多いと思うので、こちらを参考にしてみてください。ヘッジファンドに投資をしていない人は、これだけのちゃんとした年金基金が投資をしているという事実と、運用利回りがご自身の投資している金融商品と比べてどれほどいいのかどうかを再認識してください(くどいようですが、分配金は利益ではありませんので、まったく参考になりません)。
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