【積立投資】20代、30代は金融資産が少ないのは当たり前?
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。
月末に向けて日本企業の株主総会がピークを迎えていますが、こんな平日に株主総会を行われて参加出来るのは、平日働かなくとも良い退職者世代や働かなくとも良い資産を持っている方に限られています。若くとも株主の方もいらっしゃるはずですが・・・そう考えると週末に株主総会を行っているライフネット生命などは株主重視なんだぁ〜と感じます。
さて、今回は『20代、30代の金融資産の保有』について考えてみたいと思います。
まずはこちらを確認します。(2013年「家計の金融行動に関する世論調査」より)
この調査の金融資産は「定期性預金・普通預金などの区分に関わらず、運用の為又は将来に備えて蓄えている部分」とのことで、母体数8,000世帯(回答数約48%)の結果としては「保有していない割合」が31%と上昇傾向にあるようです。果たして、今年の結果はどうなるかというのには関心が高まります。
年齢別に確認した場合がこちら。
客観的に上の世代と比較すると20代、30代、そして40代は金融資産を保有していないと回答した割合が高くなっています。多くの日本企業が採用している給与体制である年功序列によって、若年層がなかなか「貯蓄」や「投資」を出来ないという要因が挙げられます。
ただ、それにも関わらず全体としても老後への心配の比率が高いという結果のようです。
「それほど心配していない」が約17%で「心配である(多少心配+非常に心配)」は約81%との結果です。
単純に「心配」というのは、どの世代も同じだと思いますが特に40代以下の世代(主には20代、30代)は、それまでの世代と違い「年金に期待し難い世代」になっています。
もちろんGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、今後とてつもなく良い運用パフォーマンスを上げて、20代、30代も両手を上げて老後の年金を楽しみに迎えられると良いのですが・・・そのような淡い期待を抱く前に「自分の老後資金のプラスアルファは自分で何とかする」という考え方を持つ方がいくらか現実的です。
20代、30代は金融資産が少ないというのはある意味致し方ないかも知れません。ただその「致し方ない」と諦めては元も子もないので、今後数年先に500万や1,000万円など一括で投資出来るようにするためにも今から、若い頃から月々5万円でもコツコツ積立投資(海外積立投資)で資産を作って「不安な老後に備える」という考え方が必要になってくると思います。