日本国家破綻はポジティブ要因
最近、もうウンザリするくらいマスコミやWebで日本国家破綻の話を聞くので、もうその辺りを言ってもしょうがないな、ということで、日本国家破綻はむしろWelcomeに受け入れた上で、その後のポジティブシナリオを考えてみたいと思います。
日本の国家破綻はあとは「いつか?」というだけの話で、あとはいつ来てもいいように皆さんもしておくだけ、ということは私もこのブログで書いてきました。
さて日本が破綻するとどんなポジティブなことがあるか?
1)免債で日本国の借金が減る
2)今までのシガラミなく、本当に国家再生に必要な政策だけ取ることができる
3)公務員削減、増税、年金減額など反対の多いことを断行できる
4)円安になる
見る人にとってはネガティブ要因に思えるかもしれませんが、日本の長期的将来を本気で考える人にとってはポジティブ要因でしょう。JALの再建がいい例ですね。すでに利益を出して、最上場もしようとしています。最上場の際は公的資金を注入した政府にも大きなキャピタルゲイン(値上がり益)が入ることになります。JALのデフォルトに反対したのはきっとJALの従業員とOB、天下りできない国家公務員くらいでしょう。
さてちょっと説明を加えておきたいのが4)の円安です。国家が破綻するのですから、通貨が安くなるのは説明いらないと思いますが、今まで散々円高に日本企業は苦しんできました。投資家も同じでしょう。それが大きく解消されることになります。
理想的なケースとして、日本国家破綻前に外貨にしておいて、破綻して円安になったら日本へ資金を戻す、ということです。そうすれば企業も個人投資家も利益がでますし、再度投資してもらえる日本自体にもポジティブ要因となります。この「外へ行った資金が日本に戻ってくるのか?」という疑問(というよりも恐れ)を一番抱いているのが官僚、政治家だと思いますが、それは本末転倒。資金が戻ってくるような魅力的な国を作るために政策があるわけだし、法律が存在するはず。破綻しないように延命措置を続けたり、事実をごまかしてマスコミ介して国民に伝えたり、ということをしてもまさに本末転倒です。
既得権益があるとすがりつくのが人間だと思いますが、そもそもそれがネガティブな考え方なのでは?と思います。ポジティブに考えれば考えるほど日本は破綻していいし、その際に自分たちがどうすべきか?を真剣に現実味を持って考え実践できるものだと思います。せっかくの人生、ポジティブに生きましょう。