日本のポジティブ材料
今日のアライアンス企業とのミーティングで日本の国家破綻などの話をしている時に、あまりに国家破綻ということをネットやマスコミで言っているため、その「国家破綻」という言葉そのものがオオカミ少年的な存在になっているのではないか?という話になった。現実に考えたら普通にあるであろう話で、しかも「国家破綻」そのものがネガティブでもないと思うので(企業再生と同じように国家再生という意味で)、私も普通に話していたのですが、わざわざネガティブにとらえられることもあると思い、たまには日本にとってのポジティブ材料を考えてみようと思いました(笑)。
そこで思いついたのがこちらの2つ。
1)日本の技術や人材資源を買いたいという外国企業が多いこと
2)円高&豊富なキャッシュを使って、外国企業を買うことができること
1)は最近M&A関連の人と会うことが多くてそういった話を聞くことが多いのですが、やはり海外の成長力ある企業(特に新興国)は、日本のような技術を持っていて良い人材資源を持っている企業を買いたい(M&Aしたい)という案件がたくさんあると聞きました。日本は物を作るのが得意だけれど、世界で物を売るのは苦手といいますが、それをグローバルM&Aで解決でき、日本の企業経営者&株主も高く自分の会社を売ることができるのだと思います。
2)の円高ですが、すでに海外へ投資をしている投資家、もしくは輸出をメインとしている企業からすると円高は大変なネガティブ要因ではありますが、今まで投資をしてこなかった個人、企業からすると、キャッシュが豊富ですし、そのキャッシュ(日本円)を使って海外企業を買収したり、海外投資をするには最高にディスカウント(割引き)で買えるチャンスだと思います。物は考えようということですね。
景気が悪いから、デフレだから、規制強化だから、円高だから・・・と言っていても時間がもったいないです。こうして良いところを活かせると企業も人生も成功するんでしょうね。
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