世界のデフォルト(破綻)国 〜1960-2008年(戦後)
最近のギリシャの問題を見ても、「自分たちには関係ない」「デフォルトなんて起こる前にわかるだろ」と考えている人がまだまだ多いと思うので、世界のデフォルト国を見て、このギリシャの例が決して珍しいものではないということを理解してもらおうと思います。
こちらに挙げる国がデフォルト、もしくは再編ということで大きく変わった変わった国とその起こった年になります。
デフォルトのイメージとしては・・・
・国債が償還しても資金がなくて返せなかった
・国債の満期を延期した
・国債の免債(紙切れになる)
国の再編例としては・・・
・外貨を自動的に現地通貨へ転換させた
・公務員の給与支払い延滞
などです。
<アジア>
モンゴル 1997年
スリランカ 1996年
ソロモン諸島 1995年
ミャンマー 1984年、1987年
ベトナム 1975年
<ヨーロッパ>
ロシア 1998年
ウクライナ 1998年
クロアチア 1993年
<中東>
クウェート 1990年
<中南米>
ドミニカ 2003年
アルゼンチン 1982年、1989年、2002年 ※390億ドル
グレナダ 2004年
スリナム 2001年
エクアドル 1999年
アンティグア・バーブーダ 1998年
ベネズエラ 1995年、1998年
ブラジル 1986年、1990年 ※620億ドル
パナマ 1988年
ペルー 1985年
メキシコ 1982年
ボリビア 1982年
エルサルバドル 1981年
ドミニカ共和国 1975年
<アフリカ>
ジンバブエ 2006年
カメルーン 2004年
マダガスカル 2002年
ガボン 1999年
シエラレオネ 1997年
ルワンダ 1995年
アンゴラ 1976年、1992年
スーダン 1991年
リベリア 1989年
ガーナ 1979年、1982年
モザンピーク 1980年
コンゴ 1979年
まずはこれだけ多くの国がデフォルトしているということに驚きでしょう。次に同じ国が何度も同じ事を繰り返していること。最後に皆さんも投資されているブラジル、ロシア含め、新興国債券ファンドなどで入っているような国が1度は過去破綻をしたことがあるということです。
時間がすぎると人は忘れてしまうものですが、こういった事実を忘れず投資であればリスクが高い見返りに高い金利をもらっていることを自覚し、日本の銀行の預貯金、定期、国債、生命保険なども決してリスクが低く安心できる資産ではないことを自覚しておきましょう。
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