国民年金納付率59.3%
景気の変動によって、国民年金をちゃんと納める人、納めない人が出てくる。しかし実際には納めたいけれど、収入が追いつかないので納められないという人も多いのが現実。一方で日本という国自体に不信感があり、将来もらえるかわからない投資などする気にならない、という意味で年金を納めない人も増えている。
結果、2010年度の納付率は59.3%。毎年下がっていき、もうすぐ半分の人間しか国民年金を納めないことになる。
これを阻止しゆおうと日本年金機構が民間業者に委託し、未納付者への納付催促をするということになったのだが、実際には業者が未納付者へ催促した件数が計画の40%程度だったそう。要はサボっていた、ということである。そして実際、催促の結果、納付目標を達成できた事務所はたったの0.9%だった。当然、人件費などかかっているわけなので、通常の営利企業だったら、危うく倒産である。
そもそも年金制度というのは、今若い人達が働き年金を納め、高齢者たちに年金を給付することで成り立っている。金額の計算の過程には、現実との大きな隔たりがあるのだが、それでも今の若者たちが年金を納めることを前提で算定しているものである。納税者が100%納税したとしても、高齢化と景気悪化、ゼロ金利の長期化で、予定の年金を払えるわけがないのが現実。
ここで皆さんが、本当にこの年金制度を信用して自分自身が将来納得のいく年金がもらえるかどうか、ということを考えなければいけないことがわかる。今の政治と高齢者たちを見れば、いかに年金制度を変えることが難しいか容易にわかると思う。その中、自分と自分の夫、自分の妻の◯◯年後の生活を他人(国)任せにすること自体がリスクなのである。おそらく40~50代の人たちと20~30代の人たちの感覚もまた大きく違うと思う。我々20~30代は政府にも社会にも企業にも経済そのもにも期待をしていない。人によってはその中にいること自体がリスクと感じ、ちゃんと動いている人もいる(自分のビジネスを持ったり、海外とのコネクションを持ったり)。一方で完全に諦めて、「なるようにしかならない」と目先の楽な人生を楽しもうという人もいる。結果、10年後、20年後には大きな差になっているのである。人生においても、資産形成においても。
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