年金支給額、5年ぶり減額
5年ぶりに年金が減額となりました。そう、つまりこれから年金をもらう人たちは、今までほどの年金をもらえなくなったということです。
減額幅は0.3%。金額にして、国民年金では一人あたり200円/月。厚生年金では夫婦のどちらかが働く家庭で700円/月です。
ポイントは減額された金額ではなく、減額されたという事実。日本の財政が破綻寸前なのは世界中の誰もが知っていますし、それをなんとかしないといけないにも関わらず予算は何の変化も見られない。経営難の会社を更正させるには、
1)経営トップを入れ替える
2)リストラをして費用を削減する
3)高収益部門に特化して収益率を上げる
ことです。
これを政治に置き換えると、1)はもう何度もしているが、小泉さん以外は何の効果もなかった。
2)が今回の年金削減もそう。あとは公務員を削減するか、公務員の給与を減らすこと。しかし今回それもしていない。
3)の高収益部門は、政治においては税収を増やすことを意味するが、税金を増やすに国税庁が頑張る?いえいえ、そうではなく、景気を良くしてたくさんの会社が利益を出せるような体質を作ることです。しかしその経済対策に関しては、何の政策も出てきません。税金をそのままどっかに丸投げして、その還付された税金を使って一部の企業の収益につながるようにしているだけです(エコカー減税、エコ住宅など)。
こう見ると、どこが改善の余地があると思いますか?頭を使わないで、決断だけですぐにできるのが年金減額、公務員削減、公務員給与を減らすことです。つまりカルロス・ゴーンが日産でしたように、まずリストラをするのが一番楽なのです。また日本の場合は、楽かどうかではなく、すでにそれ以外に手がないところまで来たので、後はタイミングだけの問題でしょう。
年金を受けている方、将来年金を期待している方、公務員の方、何か対策を打ってくださいね。
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