三菱東京UFJ銀行、年金を実質減額

銀行最大手の三菱東京UFJ銀行が企業年金を市場金利に連動させるよう労働組合に提示した。今までは固定金利でなんと4.5%という金利だった。しかしこれが10年国債の平均利回りに1.5%だけ上乗せした金利にする(5年ごとに見直し)ということ。今、だいたい10年国債が1%前後なので、1.5%上乗せしても2.5%前後にしかならない。つまり今までの4.5%の金利と比べると、実質年金の減額となり、3万人の社員の企業年金の約1割に相当する数十億円規模の財務負担軽減となる。

大手というと福利厚生が厚く、退職後もたくさんの退職金とたくさんの年金がもらえるという印象が強いと思うが、今後はそんなこともなくなる。しかもこれでも市場金利(国債利回り)から上乗せ金利分があるだけまし。多くの企業は上乗せ金利すらなく、国債利回りと同等のものしかもらえないということである(一般の企業は運用ノウハウがないから)。三菱東京UFJ銀で今までの平均利回りが1%程度ということなので、よっぽど10年国債だけ購入しておいたほうがリスクもなくて、同等の利回りだったということである(笑)。

企業年金の運用という本来機関投資家と呼ばれるプロの運用者たちがこの程度の運用なのに、同行の預金者が一般の窓口の行員に投信を勧められ、10%台の分配金を出すという投資信託を勧められていることが納得のいかない現実である。だったら自分たちの将来もらえるはずの年金や退職金で運用したらいいんじゃない?と思うのがまともな感覚であろう。

個人投資家はどうしても金利のいい方、分配金のいい方ばかり目が付くようになっていく。人間の欲にはキリのないもの、とよく言うが、こういった投資アドバイザーという仕事をしていると、本当に常々思うものである。リターンが高いものにはそれなりのリスクが伴い、そのリスクを理解していないのであれば、最初からリスクの高いものには投資などしないでくださいね。


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