マーケットニュートラル(市場中立)戦略とは?
ヘッジファンドには色々な戦略があります。
今までこのブログでも、「CTA(マネージドフューチャーズ戦略)」、「マルチストラテジー戦略」、「グローバルマクロ戦略」とご紹介してきましたが、本日は「マーケットニュートラル(市場中立)戦略」です。
「マーケットニュートラル戦略」とは、名前の通り、市場に中立的な運用をする戦略です。
ヘッジファンドはどれも「買い」と「売り」を常にしているため、市場の上げ下げとは関係なく、絶対収益を追求していけますが、このニュートラル戦略はそのヘッジファンドの中でも、最もリスクを取らない戦略です。
つまりはほとんど「買い」と「売り」をどの資産でも同程度保有し、その少しの差から利益を取りに行きます。こうすることで、市場が上がろうが下がろうが、どちらでもある程度の利益を取ることができるのです。ある程度というのはだいたい10%前後です。ヘッジファンドは通常10%後半くらいが運用目標と言われますが、やはりそれにはリスクがある程度は伴うので、そのリスクすら取らないということです。
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