ヘッジファンドとは?
私も当たり前のようにヘッジファンドと言っていますが、そもそもヘッジファンドとはなにか?をもう一度説明しておきます。
ヘッジファンドとは「ヘッジ」をすることができる投資信託のことです。
「ヘッジ」とは相場が逆にいった時のために、保険をかけておくことです。
例えば3000円のトヨタ株で運用するとします。
トヨタ株を3000円で1000株買って、株価が2500円になったら
(2500円-3000円)×1000株=-50万円
の損です。
しかしこの時、3000円で1000株買うと同時に、保険のため3000円で2000株空売りをしておきます。
(「空売り」とは現物を保有していないのに、先に売っておくことを言います。この場合、半年以内に必ず買い戻さなければいけません。)
その場合、
(3000円-2500円)×2000株=+100万円
となり、先程の-50万円と通算しても利益が出ます。これが「ヘッジ」です。
ヘッジファンドはこれを世界中の株、債券、為替、不動産、コモディティ(商品)などで行います。
そのため金融危機のような世界中の株安、円高、不動産価格の下落、商品価格の上昇でも、その前と同様に利益が出せていたのです。
これが1999年からのヘッジファンドと世界株式インデックスの比較です。
これが正確なヘッジファンドの姿ですが、ヘッジファンドに投資できるのが基本的には
・プロの投資家
・機関投資家
・大学の基金
・年金基金
・ソブリンウェルスファンド(国富マネー)
だったため、個人投資家にはマスコミによる情報しか届かず、かなりゆがめられてしまいました。
最近は国内証券会社でもいくつかヘッジファンドを取り扱っているため、多少は受け止め方も変わってきました。
海外のヘッジファンドに直接投資することをご検討の方はこちらからご連絡ください。
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