ハイパーインフレとは?
今のギリシャ危機と同時にハイパーインフレという危険性が出てくるのを耳にすることがあると思う。
ハイパーインフレとは、その名の通り、急激に物価が上昇することを示している。
以前のオイルショックの時が記憶に新しいと思う。中東戦争が起こったことで、世界で原油が足りなくなると思った国民はパニックに陥って、トイレットペーパーなどの紙を大量に買いだめした。
国家が破綻するという時は、これがあらゆる物に及ぶことになる。その時価値がなくなるのは、貨幣そのものだからである。
貨幣(例えば円)に価値がなくなるとなれば、そんな紙切れを持っていてもしょうがないので、換えられるうちに物に換えておこうとする。物価は需要と供給で決まっているので、需要が大きくなれば、価格も跳ね上がる。こうしてハイパーインフレが起こるのである。
過去のハイパーインフレを思い起こしてみよう。
日本:(1945〜1950年)70倍
ロシア:(1991〜1995年)1800倍
アルゼンチン:(1989〜1990年)50倍
ロシアを例に挙げると、物の価値がたった4年間で1800倍になっているので、1万円で買えたはずの服が1800万円。1000円のランチが180万円です。そう、ありえない話ですが、それが国家破綻の元では、これが現実に起こったのです。
では、万一に備えて何ができるのか?円の資産を減らして外貨資産に切り替えるのです。
ツイート