IPO(新規公開株)の売却タイミング?

 今月上場した第一生命の株価。これを見てもわかるように、上場したばかりの株価は上下にぶれ、予測するのが難しいです(需給がちゃんと定まっていないため)。

 ではその売買をどのように判断すればいいでしょう?皆さん、個々人の判断基準は分かれると思います。

・利益が出ている?出ていない?
・利益が納得のいく利益かどうか?
・短期で利益確定をするのか、長期保有するのか?
・その企業の将来性
・その企業を応援するという意味で、長期株主として長期保有
・証券マンのアドバイス

などなどだと思います。私から個々人の投資に対するお考えにどうこう言う権利はないので、今回は証券マンのアドバイスのところだけ、少しご説明しておきます。

 まず証券マンといっても、色々な人がいます。

1)顧客のことをよく考え、顧客の利益を第一に考えている証券マン(100%利益が出るかどうかは別問題ですよ。。)
2)会社の収益目標のことばかり考えて数字をあげる証券マン
3)数字や出世も諦めている、なんとなく証券マン
4)言うこと、やることがてんでバラバラな気の向くまま証券マン

まぁ、大きく分けてこの辺りでしょう。さあ、この内どれかがあなたの担当者です。あなたなら誰がいいですか?当然1)でしょう。他はどんな状況下でも願い下げです。

 そして今回のIPO。この場合、彼らの取る行動が分かれます。なぜなら証券会社というのは、上場企業サイドも顧客であり、IPOを取得して売却利益を得たい個人投資家も顧客だからです。担当者はバラバラなので、IPO担当者の顧客は上場準備企業。リテール担当者であれば直接の顧客は個人投資家です。しかし、同じ「証券会社」という一つのくくりで見ると、どちらも「顧客」なのです。さぁ、ここで問題が生じます。わかりましたか?上場企業側と個人投資家は全く逆の立場にあるのです。なぜなら、上場企業は株価を上げたい。だから株を長期保有してもらいたい。個人投資家からしたら、長期保有できる銘柄ならもちろん長期保有してもいいが、IPOは基本上がったらどこかで天井を打って下がり調子。それをわかりながら、どこかで利益確定をしなかったら、余程の変わり者です(下がった後、またいつでも安く買えるわけですから)。

 ではこの相反する両顧客に証券マン(個人投資家の担当者)は、どう売却の指示をするでしょうか?上のタイプ別に見ていきましょう。

1)顧客のことをよく考え、顧客の利益を第一に考えている証券マン
上司になんと言われようと、顧客の利益を第一に、売却のアドバイスをします(一番良いタイミングかどうかは別問題ですが)。

2)会社の収益目標のことばかり考えて数字をあげる証券マン
株価と関係なく、少しでも上がったらできるだけ早く売却してもらい、株ではなく投資信託のような、多くのコミッション(手数料)を稼げるような物への乗り換えを勧めてきます。

3)数字や出世も諦めている、なんとなく証券マン
こういう証券マンは決断が自分でできないので、顧客へも「こうした方がいい」というアドバイスができません。結果、個人投資家は自分で投資判断をしなければいけなく、相談する意味もないので、こんな担当者ならいらないでしょう(ネット証券で十分)。

4)言うこと、やることがてんでバラバラな気の向くまま証券マン
アドバイスを求めても、毎度バラバラなお門違いのアドバイスしか来ません。関わらない方がいいでしょう。

もし証券マン(担当者)にアドバイスを求めるのであれば、どのタイプかよく見極めてから、アドバイスを求めましょう(IPOに限りませんが)。

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