ETF売買、4年連続減少 個人へ普及進まず
残念なことに日本ではETFの普及が進んでいないらしい。前年比で銘柄数は全然増えているにも関わらず、売買代金は14%減である。
記事の中にも「上場投信の良さを一般の個人が理解できず、関心も高まっていない」「手数料の低さに目をつけた経験豊富な個人投資家の取引などにとどまっているのが現状。」「手数料が安いため、金融機関が販売に積極的でないことも背景にある。」と書かれている。
一方、海外では米国を中心に一日の売買代金が平均7兆円(日本は一日に1億円にも満たない銘柄も多い)に達し、上場数は2000銘柄を超えている。この差はなんだろうか?民族が合理的でなく、マスコミや他人(証券マン)に勧められたものを買うように、受動的だからだろうか?それもあるが、きっと「儲けようという証券会社」(海外には証券会社=銀行)と「低いコストで儲けたいという投資家」をよく理解した上で、金融庁なりがうまく管理をしているからだろう(アメリカや海外の制度をよく調べたわけではないので、あくまでも推測)。
もっと良い市場環境になるといいと思うと共に、投資家ももっと受動的に考え、調べ、決断をして欲しいとも思う。とはいえ、きっとこの記事を見ていただいている方は、よく調べてここまでたどり着いてもらえているとも思うので、問題はこの記事を見る機会のない方たちにあるとも思うが(笑)。
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