債券とは? 〜投資初心者のための入門講座
今更誰にも聞けないような質問「債券って何?」にお答えしたいと思います。。
債券には主に3種類に分けられます。「利付債」「割引債」「仕組債」。
【利付債】
一般的に皆さんが知っているのがこれ。「金利3%つく4年もの債券」というようなのです。利付債券の特徴は、最初額面100円で発行され、満期にも必ず100円で返してもらえます。そう、つまり最初から満期まで預けていれば元本保証のようなものです。しかし、その運用期間中に解約すると、100円よりも高かったり、安かったりします(価格の決まり方はややこしいので、ここでは省きます)。
【割引債】
新規で個人向けに募集されないので、皆さんはあまりご存じないと思います。また特に知らなくてもいいと思います。割引債は、金利がゼロ(もしくは0.1%)の代わりに、100円よりもかなり安く買えます(例えば70円)。同じく債券なので、満期に100円で返ってくることはわかりますので、そのまま満期まで保有していれば、差額分は「利益」と投資する時点でハッキリわかります。しかし、これは「利付債」の金利部分を割り引いているだけですので、要は「利付債」と同じです。違う点と言えば、金利が出てこないので、都度税金を払わなくてもいいのと、複利効果分、割引率が高いことです。
※複利効果についてはコチラ
【仕組債】
証券会社のドル箱商品です。仕組みが複雑なので、5%ほど手数料を抜けます。「仕組債」は、株や為替など、いろいろな債券以外の金融商品を使って、条件付で金利が決まったり、満期が変わったりする債券です。当然その分複雑で、投資家も理解しづらくなっています。(例えばこれ)
これらの債券が日本で発行されるか、外国で発行されるかで、その国の為替と金利が絡んできます。例えば、日本で日本円建てで債券を発行(個人向け国債など)しても、全然金利が付ませんが、オーストラリアドル建てで発行すれば、4年で4%前後(例えばコチラ)、ブラジルレアル建てで発行すれば、10%以上つきます。
ただその時、気をつけなければいけないのが、
「本当に債券でいいのですか?」
「どの国の通貨を選びますか?」
ということです。悩んだらとりあえずリアルタイム診断(無料)をしてみてください。。
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