ETF(上場投資信託)とは?
皆さん、ETFというのをご存知だろうか?ある程度投資経験のある方であれば、投資したことはないけど、ETF自体は知っている、という方も多いと思うので、そういう方は読み飛ばしてください。
ETFは日本語にすると上場投資信託とう名前で、この名前の通り、「投資信託が上場している」ということである。上場するとは?つまり株式と同様に売買ができるということである。
投信と株の差は何か?株は毎日何度も売買できる。もちろん信用取引を使えば、「空売り」(まだ買っていないのに、株を売ることができる。つまり下げ相場でも利益を出せる。)ができるし、指値もできる。投資信託は一般に一日一回の値段しかつかず、海外の資産に投資しているファンド(新興国や世界債券など)であれば、15時までに注文を出しても、翌日の約定、7営業日受け渡し(入金)ということもある。ETFであれば、その日に注文&約定、4営業日受け渡しなので、あらゆる面でETFの方が利便性が高い。
さらに運用の面においても、ETFはインデックス運用(詳しくはこちらのブログ)なので、株価の指数に連動している。現状この方が、アクティブ運用をする投資信託よりも運用成績がいい。また、指数に連動させるだけなので、余計な人件費もかからない。そのため、運用コストも安い。年間の信託報酬も0.7%などというファンドもある。これが投資信託だと1.5%など取られる。費用が倍かかる。
ただし残念ながら、まだ投資信託ほどの品揃えがない。もしあなたが投資しようとしている資産が、ETFでもあるのであれば、ETFに投資すべきだろう。これは特にパフォーマンスを比べるまでもない。しかし、「通貨選択型」ファンドや「元本確保賦型」ファンド、ヘッジファンドなどの特殊なファンドになると、ETFでは存在しない。そういうところは投資信託を活用するのもいいと思う。もちろんそれだけのものなので、高い信託報酬を請求されてもしょうがないだろう。
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