IPO(新規公開株)を手に入れるためには?

 それでは以前お話した通り、「IPO」についてご説明します。

 IPOについては、株式初心者の方でも聞いたことがある方が多いと思います。おそらく宝くじのような感覚で、「上場したら儲かる」という認識が強いでしょう。

 投資家にとってIPOという存在は大きいですが、上場する会社にとってはもっと大きな意味をなします。以下メリット・デメリットがあり、経営者は総合的に上場する意味があると思い、上場するのです。上場基準を十分クリアしていても、必要がないから上場しない企業はたくさんあります。

<メリット>
・市場から資金調達ができる
・知名度が上がる
・取引先や顧客から信用が得られる
・優秀な人材確保ができる

<デメリット>
・上場するために、多額の費用が必要になる
・情報公開義務が生じ、事細かに情報開示しなければいけないので、役員報酬なども株主の目を気にしなければいけなく、節税などをしづらくなる
・敵対的買収などの危険が出てくる
・株主=経営者ではないので、経営者は株主(オーナー)のために、利益追求しなければいけなくなる

こうやって見てみると、デメリットの方が多いんじゃないかと思うのだが、やはり設備投資で大量の資金が必要になるメーカーや、知名度がないと顧客が気てもらえない小売(イオンやヤマダ電機、ニトリなど)は上場する意味も大きいと思う。つまりそもそもIPOとは、こういった経営判断の一つであって、個人投資家がお祭りで騒いでいるようなことではないのですよ(笑)。まぁ、それだけ認知されるというのが、元々のIPOのメリットでもあるので、願ったりかなったりでしょうか。。

 個人投資家にとってのIPOブームは2003年頃からかなり長い間続きました。私が野村にいた2005年は、年間150社上場するとして、3社しか公募価格を割りませんでした。98%の勝率なので、誰しもが欲しがったのです。

 しかしリーマンショック以降、IPO自体の件数が激減したこともありますし(2008年49社、2009年19社)、以前と同様に「当たるかどうかわからない」という状態なので、まず当たるために努力をすることが必要でしょう。

 ではなぜIPOは上がるのでしょう?それは今まで保有している株主が、市場全体の数と比較して圧倒的に少なく、また上場時に引き当てられるIPO株(宝くじ)もそんなに数はないので、結果、上場した途端、「需要=供給」でいうと、需要(買い)が圧倒的に勝って、株価が上がるということである。しかし大型株は、そもそもの株主数が多い上に、募集量も多い。こういったIPO銘柄は上場しても上がらない傾向が多い。過去の銘柄でいうと、NTT系列、エルピーダメモリ国際石油開発など。今後だとアメックス(米)、第一生命、ひょっとしたらゆうちょ銀行などです。

 では個人投資家が、IPOを手にいれるためにはどうしたらいいでしょう?

1)ネット証券や大手証券会社のIPO抽選に応募する。

2)IPOの引受は、大手証券会社が圧倒的に多いので、そこに口座を作って、営業マンと親しくする。
営業マンは抽選枠とは別に、IPOをもらうことができます。しかし、IPOだけの付き合いでは絶対にもらえませんので(それでは「たかり屋」みたいなもの)、ちゃんと通常の資産運用のお付き合いもしましょう。金額はなんとも言えませんが、それなりにファンドなどで運用していれば、もらえることもあると思います。基準はなんとも言えませんが、経験では野村は預かり資産3000万円くらいから、大和、日興はその半分でもいいでしょう。ただポイントとなるのは、それだけの資金を入れて、年に1回IPOをもらっても、元の3000万円で今のように損をさせられていては、全然割に合いません(笑)。よくよく考えて証券会社と付き合いましょう。。

 そういえば先日ブログで書いたペット保険のアニコムももうすぐ上場するそうです。主幹事は野村證券です。。

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