ETN(上場投資証券)とは?
欧米ではすでに流行だったETN(上場投資証券)がついに日本でも証券化され、上場される。ETNとETFはとても似ているが、ETFが現物の資産で運用されているのに対して、ETNは指数そのものに投資している。そのため現物を保有しづらくETFとして組成しづらいもの(レアアースなど)を証券化することも可能となった。
個人投資家にとってもメリットは大きく、資産の分散を図ることができるし、投資信託のような高いもので運用しなくてもこのETNに投資するだけで十分な投資ができるようになる。
ただし課題はETFと同じく証券会社など販売業者が積極的には販売しないこと。投資家にコストが安くメリットがある分、証券会社には手数料が稼げないためデメリットの方が大きいからだ(利益相反している)。せっかくそういった商品を作る技術があったとしても、それを使う市場がなければ宝の持ち腐れ。結局毎度のことだが、日本だけ本質よりも建前だけで市場や商品ができあがっていくだろう。
結果、海外へ直接投資をした方がいいということになり、オフショア資産管理口座のようなもので、直接海外のETFとやETNへ投資をする方が増えていくわけですね。
※『オフショア資産管理口座入門書(マニュアル)』はこちら(無料)
この『オフショア資産管理口座入門書(マニュアル)』にも書いてありますが、このオフショア資産管理口座の中では通常皆さんが日本の証券会社や銀行で購入している投資信託の購入手数料(1.5~4%)は無料ですからね。いかに知識のない日本の個人投資家がたくさんの手数料を払わされていて、しかも損ばかりさせられているか、です。4%もどこにでもある投資信託で購入手数料を払っているなら、海外ではその間に4%は利益を出せているということですね(笑)。
ツイート