投資先商品(ファンド)と資産の違い

毎日相談を受けている上で最近よく皆さんが勘違いしているな、と思うのが、「投資先商品(ファンド)を決める」ことと「どの資産を持つのか?」ということを切り離して考えていないということ。これを切り離して考えないと永遠にギャンブル投資しかできなくなる。

ではまとめてみましょう。

「投資先商品(ファンド)」

これは〇〇ファンド、〇〇会社と呼ばれるもの。要は投資商品そのものである。その中には色々な資産が含まれているが、例えば多くの方が保有している『グローバル・ソブリン』であれば、資産の内訳は以下のとおり。

<投資資産>
先進国債券(米国、英国、ユーロ圏、豪ドル債、NZ債、カナダ債など)
<投資為替>
先進国通貨(米ドル、ポンド、ユーロ、豪ドル、NZドル、カナダドルなど)

つまりその商品が良いかどうかを見極めるためには、これらすべての資産がいいのか悪いのかを見極めなければいけないことになります。

これが〇〇株式という個別銘柄の株式であれば、その会社の財務状況をバランスシートなどから見て、その会社がどのようなところで売上をあげていて、どのようなところ資産を保有しているのか?というのを見なければその会社に投資をしていいのかどうかはわかりません。

つまり証券会社からセールス(勧誘)があるとすれば、「〇〇ファンドを買いませんか?」「〇〇株を買いませんか?」と言われます。そのため皆さんはすぐにそのファンド、株がいいのかどうか?から入るのですが、実際にはこの思考法では本来の投資にかなり遠回りなのです。

では次に

「資産」

から投資を見るということをしてみましょう。

まず現在の世界の経済、マクロ環境がどのようになっているのかを理解します。これは新聞でもいいですし、私のような投資アドバイザーに聞いてもいいです。その上で、今後はどの国の景気が拡大し、どの国の金利が下落し、人口、失業率などがどうなっていくのか?を把握します。そうすればおのずと、世界のどの資産に投資をするべきなのか?が決まります。新興国のある国(中国、ブラジルなど)が今後成長していくのであれば、そこへ投資をしているファンド、その国の通貨、その国で売上を伸ばしている会社の株へ投資をします。金利が下落している国があれば、そこの債券を購入します。世界的に物の消費が激しくなっていくのであれば、コモディティ(商品)へ投資をします。

その際、その資産(株、債券、不動産)などがどのような性質を持っているのか?を理解しておくのは必ず必要ですね。全体像を見てこんなところが伸びるのでは?と思っても、どの資産へ投資をしたらいいかわからないからです。最近よく多い誤解が、


・金利が高いからブラジルの債券を買っておこう。
→ブラジルの債券でも短期と長期があります。短期で持てば、また金利下落とともに下落してしまいます。

・不動産資産としてREIT(リート)を持って金利収入をもらおう。
→REITは不動産を証券化したものではありますが、価格変動は株と同じです。金利収入以上に株価の上下落が重要となります。

・毎月分配型で毎月〇〇円の分配金が来るので安心。
→投資先は?その資産は今後の相場環境に合っていますか?合っていなければ基準価額は下がっていく一方ですよ。


これらの誤解の要因は、証券会社や銀行、マスコミからの誘導もあると思います。ただ結局、資産運用を金融商品を選ぶこと、と誤解をしているのはあなた自身です。スーパーやデパートで買物をするのとはわけが違います。消費ではありません。ある商品の中からどれかを選べばそれが答え、というのが間違いなのです。時にはすべての商品が(スーパーに例えて)腐っていることもあります。その場合、別のスーパー、もしくは別の地域まで買いにいかなければいけません。もちろん何も買わないというのも一つの選択肢です(この場合、損はしません)。

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