基準価額10,000円の魔法

日本の新しい投資信託というのはすべて10,000円で設定されます。つまり10,000円から運用がスタートし、例えば1年後に13,000円になっていれば3,000円のリターン(+30%)、逆に7,000円になっていれば3,000円の損(-30%)です。

こうして見ると、基準価額が10,000円を超えていれば良いファンド、逆に10,000円を下回っていれば悪いファンド、と思いがちです。しかしこれは間違っています。

いくつか例をあげて説明しましょう。

例1)
新規募集のファンドではなく、すでに7600円になっているファンドをあなたは買ったとします。そのファンドが9000円になりました。あなたは1400円のリターンが生まれますが、上記のような考え方をした投資家であれば9000円のファンドは悪いファンドのままです。

例2)
今度は逆に13,000円になっていたファンドを良いファンドだと思って投資をしたとします。しかし米景気減速と共にこのファンドも11,000円になってしまいました。13,000円で投資をした方は2000円の損ですが、素人投資家からは11,000円のファンドは良いファンドに映ります。

例3)
次にすでに10,000円のファンドで運用開始されたファンドがありましたが、このファンドがリーマン・ショックで5400円になってしまいました。上記のような間違った考え方をしている投資家が多いため、5400円になってしまったファンドへは誰も投資してくれません。あるのと言えば損切り解約くらいです。だから同じような運用のファンドで、名前を変えて「新規募集」という形で10,000円の新しいファンドを立ち上げます。なんの苦労もいりません。5400円を10,000円にするにはとてつもない苦労と時間、腕が必要になりますが、新しいファンドを設定するのは数ヶ月でできてしまうのです。予算があれば、運用の腕など必要もありません。

このような真実は真実ではありますが、真実を正義感から正しく伝える人間とそうでない人間がいます。明らかなのは、人がこうだと思っていること(実際は真実でないこと)をわざわざ逆方向に向かせてビジネスをするよりも、その方向に合った商品を提案し、手数料だけもらう、というビジネスのほうが楽なのです。そう、この例でいうと、わざわざ投信の基準価額がただの数字であって、それそのものに良いファンドか悪いファンドかの意味などない、ということを伝えた上で、将来上がると思われるファンドを買ってもらう営業マンなどほとんどいないのです。だから新規に設定される10,000円の投信を勧め続ける(それに合わせて定期的に新しいファンドが設定され続ける)方が、楽で簡単に手数料稼ぎができるのです。

あなたが求めているのは真実(本当のリターン)ですか?偽りの世界での満足感ですか?


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