ファンド会社が破綻したらどうなるか?(投資信託の分別保管)

最近やたらとファンド会社が破綻したら?と聞かれることが多いので、こちらにまとめておきます。

そもそも破綻(デフォルト)というがどういうことなのかを理解しないで、単にその言葉から「怖い」と感じられている方が多いのですが、そもそも破綻とはキャッシュフロー上で、お金が回らなくなった時に起こります。

例えば企業で言えば、トヨタが自動車工場を作るために3000億円の借金をしていた(数字は適当です)。借金は3年債で借りていたので、今年の12月にはその借金を返さなければいけない期日になる。しかしそのお金を返すキャッシュ(銀行預金)がない場合、それを返すことができません。そのために資金調達を別のところでするのですが、その時たまたまトヨタがリコールなどを大量に起こして評判がよくなかったので、新しい資金調達もできませんでした。そしたら今年12月のこの借金は返せなくなるので、借金自体が不渡りとなり、破産(倒産)となります。

(書いていて、以前も同じようなことを当ブログで書いた気がします。同じことを繰り返してますね。。)

次に日本の国家破綻。日本は900兆円という大量の借金をしていますから、その借金が上記トヨタと同様返せなくなったら破綻です。一時的なキャッシュレスでも破綻です。つまり日本の国債の満期はバンバン来ますが、それは新しい国債という借金をすることで(債権者は国民、生命保険、銀行などほとんど日本国内のどこか)、その借金を返しています。そう、要は自転車操業です。私企業で言えば、どんどん金利が高くなっていって、最後にはどこからもお金を借りられなくなり破産するパターンです。

これをファンド会社(運用者)に置き換えると、ファンド会社が無理な広告宣伝などをしてファンド会社のキャッシュがなくなればファンド会社は破綻します(そもそもそんな無理な経営をするわけがないのですが)。しかしそれはファンド会社のお金が足りなくなっただけで、ファンド自体の運用資金とはまったく別の話です。

ファンドの運用資金というのは、要は投資家がお金を出して投資をしたお金。そのお金は分別保管と言って、カストディアン(日本で言うと信託銀行)がちゃんと保管しているのです。ファンド会社はそのお金に「いくらをこっちに投資する」と言って運用の指示はできますが、「ちょっとお金がなくなったから、100億円引き出す」とは言えばないのです。

つまりファンド会社が破綻したとしても、投資家のお金はカストディアンで預っているので、関係ないのです。しかし問題はファンド会社が潰れるということは、運用者がいなくなるということです。カストディアンに投資家のお金があったとしても、誰も運用指示をしないのは、常にリスクを取っているわけですから問題があります。ということで、この場合、ファンドの運用自体も停止。その時の時価で投資家に返されます。

だからファンド会社が破綻した時に・・・

「自分のお金が返ってこない?」→違います。時価で返ってきます。

「元本だけは保障されますか?」→違います。時価です。

ということですね。

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