特定口座に入っていない株式のクロス取引
この話は以下の方にとってとても重要な話です。
・証券会社で株式を保有している
・証券会社の特定口座に入っていない
・買値がわかっていない(証明できるものがない)
・信託銀行の特別口座に株式がある
これらすべてに該当する方は、今年年内クロス取引をした方がいいです。
「クロス取引」とは、同じ日に同じ株式を売ってすぐ買い戻すことを言います。単純作業ですから、株価が多少でもブレるのを嫌われる方は、時間外取引でその日の終値で取引することもできます。
なんでこんな面倒で、しかも証券会社に株の売買手数料をあげるような行為をしないといけないかというと、今年年内しかみなし価格を使えないからです。
「みなし価格」とは平成13年(2001年)10月1日の終値の80%の価格のことです。一番最初に書いた方はこの価格を買値として使わないと、売却時に売却代金の95%が利益とみなされ、そこから税金が取られるのです。つまり税金がめちゃくちゃ高く付きます。
すでに証券会社の特定口座外に預けていて、それでも証券会社から連絡がない方は、証券会社がその程度のサービスか、あなたがいい顧客だと思われていないということ。連絡があれば、ちゃんとしたビジネスをしていて、顧客のこともちゃんと考えている証券会社です。。