投資信託短期売買の180日(6ヶ月)ルール

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証券会社にもいろいろな人間がいます。性格のことではなく、いろいろな部署の人間ということです。

以前もお話したように「その辺に落ちている石ころでも売れる」のが証券マンですから、営業マンというのはどんな商品でも、どんな相場環境でも、それだけ顧客が損を抱えていても、コミッション(手数料)を稼ぐためにセールスしてきます。

もちろん彼らが会社の収益を支えていて、彼らの稼いだ手数料(もちろん個人投資家の皆さんが払ったものですが)で証券会社全体(事務員や管理職、役員の給与等)をまかなっています。

しかし、彼ら営業マンを野放しにしていると、高い購入手数料を払って今日買った投資信託を1週間後に売却しようと言いかねません(これホント)。現に以前ご紹介した『ノムラ・ポールソン・ファンド』も『ノムラ・ブルークレスト・CTA・ファンド 1006』ももう売却し始めています。そもそもヘッジファンドとは上下のブレ(リスク)が低いから、中長期投資で投資をできるものだから投資を勧誘しているにも関わらず、数カ月たったら・・・

「あまりパフォーマンスがよくないので、売却して〇〇にしましょう。」

です。

だからコンプライアンスと言って、金融庁発で投資家を保護するためのルール(規制)が存在します。証券会社の内部にも、客観的に営業状況を取り締まるための「監査室」というものが設けられ、一つの支店の中にも必ず総務課長がまとめる総務部というのが存在し、支店内の売買をチェックしています。最近だと通話録音をされている証券会社も多いので、彼らが毎日のあなたと証券会社の担当者の一問答を聞いています(本当に毎日聞いているそうです)。そして何か問題があると、いきなりその担当者の社内の内線電話が鳴り、「ちょっと来て」となるわけです。

ただ人的圧力でできることは限られます。特に大手の証券会社になればなるほど、従業員も顧客の数も取引の数も多すぎて、管理しきれません。だからルール(規制)が設けられています。

最近だと特に厳しいのが「投資信託短期売買の180日(6ヶ月)ルール」です。皆さん、もうご存知のように、どの証券会社もどの銀行も必死に投資信託(ファンド)を勧誘してきます。そう、株式でも債券でもなく、投資信託です。相手が誰であろうと構いません。今まで、株、債券しかしたことのない人でも構いません。投資信託を売買して手数料(コミッション)を稼がないと、彼らの経営が成り立たないのです。経営が成り立たなければ、当然従業員の給与も賞与(ボーナス)も下がるますので、皆投資信託をセールスします。

そこで金融庁はこの「180日ルール」というのを作り、投信を買ってから180日間は売却をしてはいけないと決めたのです。どんな顧客でも一律です。仮に短期的にそのファンドで40%の利益が出たとしても売却してはいけません。ルールですから。ルールに違反したらどうなるか?☓が一個つき、その後の他の顧客との取引までチェックされるようになります。営業マンにとって、極めて煩わしいことです。

これって、おかしくないか?と思った方はまっとうです(笑)。何がおかしいかというと・・・

1)そんなルールを作らないと短期売買して手数料稼ぎをしてしまう今の証券会社の状況

2)皆が一律180日と決めつけて、純粋な投資からの利益や顧客の投資意向の話など一切おかまいなしの証券会社と金融庁

3)一度、180日と決めると、営業マンは保身から、顧客が180日以内に「売却したい」と申し出ても「まだ上がりますから様子を見ましょう」と言われること

です。

これを竹中平蔵さんはコンプライアンス不況と呼んでいました。今まさにその状態です。アメリカも今回オバマ民主党が大敗しましたが、それも同じ。金融危機の後処理で、大幅な規制を敢行した結果、「大きな政府」となり、一向に景気も良くならない上に、金融機関もその対応に忙しく、体力回復どころか体力を消耗したということ。

これを読んでいる個人投資家の皆さんは、こういった保守的な保身ばかり考えている人たちから、自分自身を守らなければいけません。「私は大丈夫」と思っているかもしれせんが、あなたが投資している投資商品はどこから買いましたか?証券会社ですか?銀行ですか?セールスされていないとしても、日本の中にある証券会社、銀行である限り、こういったルール(規制)の下に作られた金融商品なんですよ。手間がかかればその分手数料(購入手数料、信託報酬等)が高くなる。結局負担しているのは皆さん個人投資家です。

あなたはどこから投資情報を取っていますか?ネットですか?本ですか?証券会社の店頭ですか?担当者からですか?その情報の発信源がどこで、どのような意図があってその情報を発信しているのか、ちゃんと理解していますか?今はわざと情報の発信源を隠して自分たちに都合の良い情報を発信しようとさえする時代です。例えば、TV、雑誌では、発信源がわからないように、お金を出してコメンテイターにコメントしてもらっていたり、ネットや本では、自分たちに都合がいいように見せ方ばかりしています。皆さん、よく裏の裏を考えて情報収集をし、こういった本質とは違うところで作られた社会の流れに飲み込まれないようにしてくださいね。

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