能動と受動
今日、私のクライアントで大阪の歯科医をされている方(事例で皆さんすでにご存知)からのご紹介で、その方の顧問税理士さんとお食事をしてきました。この方もとてもクライアントのことをよく考えられている方で、その方のクライアントにより付加価値をつけたサービスを提供するために、「投資」についても毎年セミナーを開いているそうです。次回、私もそのセミナー(大阪)に講師として参加させていただけるような話になっています。
この方と投資家の話をしている時に、ふと思ったのですが、投資家に大きく分けて能動(主体的)の方と受動(受身)の方がいます。まぁ、どの分野にもいるとは思いますが、投資の分野でハッキリ言えることは、投資においては受動(受身)である方は成功しないと思います。
例えば、何段階かに分けてご説明しましょう。能動→受動の順で説明していきます。
1)あらゆる投資情報、経済情報を自らネット、セミナーなどを駆使して収集して、自分の価値観、相場観の中で誰にも相談せずに投資を決める
→最も能動
2)自分でネットや本やセミナーに参加して投資情報は集めるが、それでも自分はやはり投資のプロではないと自覚をしているので、私のような投資アドバイザーに相談の上、最後の決断をする
→適度に能動
3)なんとなく漠然と「投資」というのに興味があり、なんとかしなきゃな・・・と思ってセミナーなどには参加してみるが、自分から誰かに相談もしないし、勉強のために投資を実行してみることもない
→やや受動
4)自分はまったく投資に興味ない、というより投資をして資産を減らしたら嫌だと思っているのに、証券会社や銀行の営業マンに勧められて、しょうがなく買って損をしたら、勧めた人間の責任にする(投資は自己責任です)
→100%受動
もうおわかりかもしれませんが、3)と4)は投資の結果に関係なく、成功していないのです。そう、投資をしてリスクを取るべき人達ではないのです。この方たちは、銀行の預金に置いておいてください。円安になっても日本に住んでいれば目減りしているという自覚もなく、資産を減らすこともありません。誰のせいにすることもないのです。平和です。
成功する(もしくは後悔しない投資をする)ことができるのは1)、2)の方です。私は通常の個人投資家の方が1)のように100%自分だけの判断で投資をして利益をあげていける方はほんとうにごくわずかだと思っているので、2)の私のような投資アドバイザーに相談することをオススメしますが、結局2)のようになるためには、自分自身ある程度勉強して、自分から相談しなければいけません。
先日、22歳のまだ就職1年目の方が直接連絡をくれ、東京駅近辺で会ってきました(地方の方だったので)。彼は若干22歳で投資経験も全然ありませんが、学ぼう、自分で考えてなんとかしなければいけないという、投資で最も基本となる部分を持っていました。彼は私のゴールド会員になり、海外積立投資を始めます。
この方に限らず、私のクライアントは皆2)のタイプです。なぜなら、私は一度もPUSH(セールス、営業)をしないからです。相談された案件のみにしか応じません。逆に相談いただけるのであれば、何をその方が考えているのか、何が目的なのか、今の投資状況のどこに問題点があるのか、をじっくりと話を聞き、見直していきます。だから適度に能動の方しか私のクライアントにならないのです。「適度に能動」な方だけでも日本全国(最近は海外もですが)にたくさんいます。最近では私一人では相談に乗り切れないくらいいます。せっかく「適度に能動」的なのに、ちゃんと相談できる相手がいなかっただけなのです。
皆さんは1)〜4)のどのタイプですか?
私に直接相談したい方はこちらからどうぞ。
ツイート