ノーリスク・ハイリターンの定期預金?
先日日本振興銀行が破綻した。初のペイオフ発動となり、1000万円までの元本とその利息部分が保護の対象となった。
ここでふと思ったのが、「利息部分まで預金保護の対象となる」ということ。日本振興銀行は元々経営が不安視され、要は信用というのは低い方だった。業界では木村さんが逮捕される前から倒産することもあると噂され、通常であればそういったところには預けようとは思わない。
信用が低いとどうなるかというと、当然預金金利を高くしないと誰も預金してくれないので、必然的に金利を高くする。それが経済原理。つまり他行よりも預金金利が高かったのである。
しかし今回のペイオフ発動で、その「金利部分」も保護された。これってリスク取って高い金利のところに預けたにも関わらず、ちゃんと保護されているということです。これだったら、1000万円以内でできる限り破綻しそうな銀行(つまり金利の高い銀行)に分散して預けておいたほうがいいということになります。
モラルハザードです。
じゃあ、どれくらいの金利がつくのかな?と思って調べてみたら・・・
1年定期:0.04%
3年定期:0.06%
5年定期:0.10%
でした(笑)。
仮に1000万円を5年定期に預けたとして、年間たったの1万円(笑)。いくらノーリスクでもとてもハイリターンとは言えませんね。。
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