ファンドオブファンズ(FOFs)とは?
ファンドオブファンズ(FOFs)という言葉をよく耳にすると思う。
「ファンドオブファンズ」とはそのまま、いくつかに分散投資しているファンドのことを言います。つまり「ファンドオブファンズ」のファンドマネージャーは、実質自分自身で株や債券、為替、コモディティ(商品)などを売買するのではなく、どのファンドに投資をしようかと決めて、モニタリングするのが仕事です。
これに対して、通常のファンドをシングルマネージャー・ファンドと言います。こちらの方が一般的なので、あまり聞いたことがないと思います。要はちゃんと自分たちで株や債券などを売買して、どんどん利益を出していくファンドです。
この2つの形式にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
【ファンドオブファンズ(FOFs)】
メリット:分散投資ができる。
デメリット:通常のファンドの手数料+ファンドオブファンズの手数料がかかるため、手数料が割高
【シングルマネージャー】
メリット:手数料が安く、どんな運用をしているのかもわかりやすい。
デメリット:そのファンドマネージャーの腕が悪ければ損をしてしまう。
最近は国内でもオフショアでも、ファンドの数は限りなくあります。同じような商品だなぁ、と思ったら、ファンドオブファンズで中のファンドを新しく組み替えてきただけ、というものもあります。
また比較的新しいファンドのものはファンドオブファンズが多いです。というのも自分たちに運用のノウハウ、トラックレコード(運用成績)がなくても、元々あったファンドに投資しているわけですから、そこも「過去の実績」として宣伝して募集することができるからです。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、ファンド選択をしていきましょう。