日本株下落率-16%超
日本人の個人投資家はどうしても、円/ドルや日経平均株価のことばかり気にして、世界を見ようとしません。これは日本の証券会社、銀行、マスコミ、日経新聞からの影響もあるので、しょうがないといえばしょうがないのですが、今はもうそんな時代ではありません。海外の株に投資しようと思えば投資できますし、マイナー通貨にもネットでワンクリックで投資できます。投資機会もインフラももう開けているのです。開けていないのは、日本株やドルの売買ばかりしてしまう日本の個人投資家の視野だけです。
こちらは今年の3月末からの各国の株価の比較です。
インド:+4%
韓国:+3%
シンガポール:+2%
ドイツ:±0
米国:-5%
英国:-7%
ロシア:-8%
フランス:-9%
中国(上海):-16%
日本:-17%
(数字は概算)
つまりまた日本株が一番下落しています。
その要因となっているのは・・・
・円高
・大量な財政赤字
・政策不在
です。
逆に良い材料といえば・・・見当たりません。
日本株もドルも中国株もインド株もブラジルレアル債もREITもすべて同じ投資商品です。ただの数字です。今から上がるか下がるかです。変なこだわりと偏見を持つことはまずやめましょう。それが投資の第1歩です。
過去すでに下がっているので、損切るのはちょっと・・・
という方も多く見ます。しかし過去の利益、損失はこれから上がるか下がるかにはまったく関係がありません。すべての投資判断は、仮に今この場でキャッシュがあったとして、あなたはどれに投資すれば上昇すると思うか?、で決めてください。
ファンドの運用成績は別です。これはいろいろな投資先がある中で、ファンドマネージャーが自分たちの判断で投資をしてきたのですから、この場合、過去悪い数字を出していれば、そのファンドは絶対に投資をしてはダメです。それが彼らの実力だからです。