個人金融資産残高&預貯金比率 〜データから見る日本の問題点

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2001年時点の各国の個人金融資産残高です。

アメリカ:4257兆円
日本:1461兆円
英国:545兆円
ドイツ:430兆円
フランス:367兆円

これを国民一人辺りにしてみると・・・

アメリカ:1494万円
日本:1148万円
英国:909万円
ドイツ:523万円
フランス:620万円

(為替でだいぶぶれている分はありますが、個人金融資産額としてはあまり変化はないでしょう。)

そして預貯金比率が・・・

アメリカ:11%
日本:54%
英国:24%
ドイツ:34%
フランス:27%

そう、日本が圧倒的に多いのです。

なにかあった時のお金としてとっておくという国民性、運用などをするというリテラシーがそもそもない、という理由からかとは思いますが、その預貯金にしているお金はどのように使われているのでしょうか?

預貯金は銀行にお金を預けることであり、そのお金を元に銀行は企業へ貸出をしたり、運用をしたりします。

ただ銀行が企業に貸し出しているかといえば、貸し倒れリスクを避けるために貸し渋り

運用をしようにも、預貯金はいつ引出されるかわからないお金なので、ほとんど短期の国債などで運用するしかありません(その代わり個人が預貯金によってもらえる金利も低い)。

その国債はといえば、ご存知の通り、今までのしがらみから抜け出せず、毎年歳出悪化財政悪化の一途である。

だから預貯金比率の低いアメリカや欧州各国は、国民の金融資産が直接株や債券、投資信託などに行き(直接金融)、それを企業が有効に使えるんでしょうね。

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