レナウン、中国大手傘下に
そういえば、こういう道が日本企業にはまだ残っていた。海外企業(特に中国など新興国企業)に買ってもらう(身売り)ことです。
今回のケースは中国企業が日本企業を買ったケースとしては最も大きなケース。日本のアパレル3大大手の一角レナウンの40%の株式を約40億円で中国の繊維大手山東如意が買取ったのである。
レナウンは「DURBAN(ダーバン)」など日本や世界ではブランド力がないが、中国など新興国ではまだブランド力があるブランドをいくつか保有している。中国市場を理解できない日本企業が下手にリスクを取って中国へ行くよりも、キャッシュリッチな中国企業に会社ごと売却した方がいいのである。
これは繊維業に限らず、電機、自動車、小売など、徐々にその分野も増えていくことだろう。
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