個人向け保険 1000兆円下回る
日本国内の個人保険は4.1%減の905兆円、個人年金保険は4.8%増の93兆円で合わせて1000兆円を下回った。
原因は少子高齢化と書かれているが、そもそも日本はムダな保険が多いと独立系FP(ファイナンシャルプランナー)が口を揃えて言う。保険業界も少し異様な日本独特の業界体系があるので、それを簡単にご紹介します。
まずこうやって日本に色々な保険の供給者ができてきた。
1)日本の保険会社(日本生命、第一生命など)
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2)外資系保険会社の日本進出(プルデンシャル、クレディ・スイスなど)
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3)独立系FPの出現
1)は会社へ出入する保険セールスレディがしつこくしてくるので、お付き合いで契約するというスタイル。このケースでムダな保険でもお付き合いで入っているということが多い。第一生命がスポンサーをしているディズニーのチケットにつられてということもあったという。ディズニーのチケットの数十倍余計な費用をあなた自身が払っているというのに・・・。
2)は運用や保険予定利率の良さが、日本の保険会社よりも全然いいということで契約残高が増えましたが、外資系の保険会社の担当者が短期コミッション稼ぎの契約が多く、これもまた?というところが多かった。
そして2000年代に出てきたのが3)独立系FPによる保険の提案。彼らは顧客のライフスタイルに合わせて、必要な保険を提案してくれる。取り扱っている保険の会社も日系、外資系など幅広く揃えていて、最もいい契約を提案してくれる。ただ保険会社によってコミッションの善し悪しがあるのも事実なので、コミッションの良いものを勧められているかどうか見極める必要はあります。さらに保険契約によってコミッションの大小もあります。
定期保険 > 養老保険 > 終身保険
という順序ですが、これをどこまで個人投資家・・・じゃないですね、個人の保険契約者がわかって契約をできるのか?皆さん、よく気をつけて契約をくださいね。さらに今契約している保険も、契約した時に上記の1)、2)で契約をされた方は、そもそも適正かどうかを考える銀杏があるかもしれません。
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