養老保険利回り、過去最低水準0.94%に
皆さんもおそらく一つは入っていると思われる日本の生命保険。そもそもそんなもの必要なのか?という話です。
今回算出された生保大手4社の平均利回りが0.94%というのは、貯蓄保険と呼ばれる保険の利回りで、自分に何かあった時に出てくる死亡保険と自分がある一定年齢(満期)になった時にもある程度返ってくるように設定されている保険です。一番ポピュラーなのが養老保険(死亡保険金と満期保険金が同額のもの)ですね。
ちなみにこの貯蓄保険は生保全体の契約の中で50%を占めています。そう、半分がこれです。他には自分が亡くなった時だけ遺族に支払われるという生命保険(掛け捨て保険)もありますが、これは資産運用としての商品にはなりません。
いずれにせよ日本の生命保険のほとんどは国が決めるように日本国債に投資をしています。今のゼロ金利では当然のように生命保険の利回りもつくわけがないのですが、それでも国は外債などで運用をしてもいいとは言いません。そう、日本の生保が国債を買ってくれなくなったら、国は借金(国債)をする先がなくなってしまうからです。借金をできないとなるともう運転がまわりませんから、すぐに破綻(デフォルト)ということになります。だから海外の生命保険の情報など一切日本には入ってこないようにして(営業許可を出さない、登録をさせない)、意図的に日本国民の資産運用の幅を狭くしているのです。
ただし知っている人は知っています。お金を持っている人ほど知っているし、英語ができる人ほど知っている。もちろん外国への行き来が多い人も知っているので、こういった方たちは皆日本の生命保険など入りません。海外に行って生命保険(掛け捨て保険)を契約してきます。
運用という意味では養老保険の代わりに積立投資をします。これは日本でいう401k(確定拠出年金)のようなもので、これを海外のちゃんとした運用をしてもらえるところでします。ご興味ある方は下の海外積立投資入門書(マニュアル)をダウンロードして下さい(無料)。
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