政策一巡、外需頼みに不安
日本経済はリーマンショック後の回復を見せてきた。最も大きな要因は、リーマン・ショック後の大幅な在庫調整の反動。そして「エコポイント制度」や「エコカー補助」などの政策から来ていた一時的需要。しかしそれも一巡し、5月、6月の鉱工業生産指数(製造業の景気バロメーター)は横ばいになる見通し。
結局、国内(内需)に購買力がないとすると、外国(外需)に頼るしかない。わかりやすいのが上海万博が始まる中国であるが、ヨーロッパやアメリカも外需の一人である。しかしヨーロッパはギリシャ問題で大きく足踏みをしていて、むしろこれからさらなる信用不安が広がる公算の方が大きい。さあ、日本はこれからどうなるのか?
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