ギリシャ「投機的水準」 米S&P 国債3段階格下げ
米格付け会社S&Pがギリシャの国債を3段階引き下げてBB+にしました(以前はBBB+)。同様にポルトガルの国債も2段階格下げでA-です。
格付でBBB格以上は「投資適格債」、BB以下は「投資不適格(投機的)債」として区別されます。この違いは大きく、金利を高く設定しなければ募集が国債を誰にも買ってもらえない、という状況に陥り、将来の財政も悪くなります。
この状況が他人事かどうか?です。そう私たちの一番身近なのは日本の国債です。最近お話した70代のクライアントが、以前預金封鎖をされたことを体験したことがあるから、日本に資金を置いておくことは怖いとおっしゃっていました。私は30歳でバブルの時代を知らないYジェネレーションですが、預金封鎖などもちろん本でしか読んだことがありません。しかし本で読まなくても今の日本国の状況が異常で、将来良くなる見通しのないこともハッキリわかります。きっと国家破綻(デフォルト)、預金封鎖などは、一瞬で目の前に来るのでしょう。そうなった場合、リーマン・ショックなどかわいいものです。銀行に預けている自分のお金が自由に引き出せなくなるのですから、そんなのはもう自分のお金でもなんでもありません。結果、できることは今のうちに海外に資金を移しておこうということです。あ、もちろん合法的にですよ(笑)。
「オフショア投資」と聞くと、投資なのでリスクがあると思われると思いますが(それも事実)、オフショア口座を開いて、そこにお金をプールしておくだけでもリスク回避の意味があるのです。リスクはもちろん日本という国。HSBC香港のマルチカレンシーであれば、日本円口座もあります。皆さんが気にされる為替リスクもないのです。オフショア口座にあるお金もいつでも日本へ送金できますし、キャッシュカードで日本のATMから引き出せます。日本の銀行に入れておくのとなんら変わりありません。むしろHSBCの方が、日本の銀行よりも格付けが高いです。オフショア口座に興味ある方はお気軽にご連絡ください。
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