変額年金 「リスク管理型」で出直し

 以前ブログで変額年金保険の紹介をしましたが、その後相場下落の煽りで、各保険会社が一斉に新規募集の停止を発表しました。

 しかしここにきて、世界的に株や金利の安定化から、再度募集を再開するところが増えてきました。しかし単純に再開するのではなく「リスク管理型」としてです。「リスク管理型」というのは、株のボラティリティ(変動率)が高い時は株の資産を減らし、逆にボラティリティが低い時は株の比重を増やすというフレキシブルなものです。

 変額年金保険の投資家にとってのメリットというのは、満期時(例えば10年後)に元本が保証されていながら、その間はファンドで運用しているので、増える可能性があるということ。一言でいうと、長期投資ができる金融資産であれば、減る可能性がなく、増える可能性のみ残るものなので、長期投資をする投資家にとっては良い商品でした。しかし当然デメリットもあり、それが高いコストでした。ファンドの周りに保険がかかっているのだから当然です。

 そして今回のリスク管理型変額年金保険。選ぶかどうかのポイントは、高いコストに見合うだけの運用利回りが得られるかどうか?です。通常なら、10年後に元本が保証されているのであれば、積極的にリスクを取って株などに投資をします。仮に10年後に40%下がっていたとしても、40%損失分は保険会社が負担し、自分は100%受け取れるからです。逆に140%に上がっていれば、そっくりそのままあなたがもらえます。しかし今回の「リスク管理型」は、その株式の割合を保険会社の判断で勝手に増減されてしまうのです。それが単にリスク管理の話ならばいいのですが、上記の通り、契約者(あなた)に比べて、リスクを取るような運用はしません。しかもどのような基準で運用ポートフォリオを切り替えるのかの明記をするのは難しいでしょう。

 商品化されてから、また検証してみたいですが、この記事にある2005〜2007年(ちょうど私が野村にいた頃)の変額年金保険全盛期よりも商品に妙味が無くなくなることは事実です。逆に、その頃の変額年金保険を保有されている方は、きっと今下がっているので、証券会社から売却の勧誘(=次の商品の勧誘)が来ているかもしれませんが、それはほぼ絶対的に間違いですから、気をつけてください(そのまま保有すべきケースがほとんど)。もしケースバイケースで相談したいという方は、直接私までご連絡ください。

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