EU&IMF、ポルトガルに9.8兆円の金融支援
ついにギリシャ、アイルランドに続き、ポルトガルにも金融支援が決定しました。額は9.8兆円(800億ユーロ)。
それぞれの国の支援額は以下のとおり。
ギリシャ:1100億ユーロ
アイルランド:850億ユーロ
ポルトガル:800億ユーロ
ちなみに日本の借金は約1000兆円。毎年財政赤字でこの10年で借金の額は倍に膨れあがっている。対GDP比の債務残高は約200%という瀕死の状態。
こちらがヨーロッパ各国の対GDP比債務残高です。
ドイツ:75.9%
フランス:86.8%
イタリア:120.2%
スペイン:69.7%
ギリシャ:150.2%
アイルランド:107%
ポルトガル:88.8%
つまり日本より全然ましな状態です。では今後日本のGDPが伸びていくのか?というともちろんNO。日本というもうほとんど飽和状態のマーケットに固執した日本の企業は国際的にも競争力がなく、海外でモノが売れない。せっかく隣の中国が8%台の成長率を続けているにも関わらず、鎖国日本は1%程度か今年はマイナス成長(=後退)。GDPが伸びなくても、毎年増えていく団塊の世代の年金支払いや大量の国債満期のための利払い&償還金支払いで、さらに財政支出は増えていく。結果、200%がさらにひどくなっていくのも見えているのです。
では日本は誰が助けてくれるのか?EUはありませんので、IMFです。どうかいち早くIMFが日本へ干渉して、ギリシャ、アイルランド、ポルトガルのように、
・公務員削減(含む議員)
・公務員給与削減
・年金減額
・年金受給年齢の先送り
をしてもらいたいと思います。それがひいては未来の日本のためになります。むしろこれが今されなければ、我々が将来もらえる年金がありません。景気ももっと悪くなりデフレが続いたら、これ以上起業のチャンスや就職、転職のチャンスがなくなります。年金もない上に、収入まで減ったら、皆さんの資産運用どころではありません。ただ出てきたお金を節約して使わないようにして、ただただそれを消費していくだけの人生になります。そうなったら誰が幸せだと言えるでしょう。
今、選挙をしていますが、60歳以上の有権者&投票率の多い日本ではそちらよりの公約しかありません。でなければ落選してスタートラインにも立てないからです。選挙資金として何千万円も先行投資したのが海の藻屑です。そんな政治家が日本を変えられるわけがありません。IMFよ、どうか早く介入してください。
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