資産運用一任「ラップ口座」野村、ネットで販売 1万円から購入OK
以前ブログでラップ口座が減少しているという記事をご紹介しましたが、今回はそれに続き、野村證券が1万円からオンラインで申し込めるようにしました。究極の小口化ですね。。
野村のファンドラップは、元々1000万円以上の富裕層向け商品。これ専用に組成されたファンド(ミラーファンド)が20ほどあり(私が在籍していた時点)、事前に投資家からいただく投資意向を元に「一任で」ポートフォリオが決められます。とはいってもそんなに細かい質問もないので、分けられるのは
「保守的」
「やや保守的」
「中庸」
「やや積極的」
「積極的」
という5つ。さらに「保守的」ならばほとんど日本債券、「積極的」ならば株式ばかりを保有するので、「一任」する意味合いが全然ありません(手数料が高くなる分、むしろ不利)。
あとの「やや保守的」「中庸」「やや積極的」で違うのは債券&株式の配分比率くらいなので、バランス型投信と大して変わりません。要は一任するほどの仕組みかどうか?が疑問です。また当然ですが「一任」するということは、下がっても文句が言えないということです(といっても「一任」でなくても投資は自己責任なので、同じく文句は言えないのですが)。
小口であればなおさら数万円から投資できてコストの安いETFですよね。。
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