商品取引所 昨年の売買高 中国勢拡大、NY抜く

 商品先物取引で中国の上海商品取引所と大連商品取引所がNYマーカンタイル取引所を抜き1位、2位になった。

 ちなみに中国国内のこの取引所で外国人は投資できないので、この売買高は全て中国国内の資産から来ている。どのくらい増えたかと言うと、上海先物取引所で前年の3.1倍。バブルとも言えるし、中国個人投資家の投資好き(というよりもギャンブル好き)という国民性が出ているとも言える。

 しかしこの取引高の大さは驚き。日本ではあまり投資比率が高くないが、商品(コモディティ)という資産が株式や債券とも相関性が低く、投資のリスク分散になるということで、注目が集まっているのも事実である。またコモディティ価格は、中国含め新興国の景気と共に、どんどん消費されていっている。オーストラリア、ノルウェーなど資源国の景気が良くて、利上げをして、為替が高くなっているのもその証拠である。あなたはコモディティ資産を持っていますか?持っていなければ必ず投資しておいてくださいね。ちなみにコモディティ系投資商品には毎月分配型はありませんよ(笑)。

 ただコモディティ資産を持つべきだからと言って商品先物に手を出すのは絶対ダメです。これはゼロサムゲームなのと、板が薄い(取引量が少ない)ので、株など比べ流動性がないに等しいです。つまり、金額を多く持っている人間(日本だと数億円以上というレベル)が価格を自由に決められる独占市場のようなものです。個人投資家は絶対に手を出さないでください。それでは個人投資家向けの資産は?

・ETF
・投資信託(ファンド)
・ヘッジファンド

です。

 国内で投資できるものが、ETFとファンド(銘柄数は少ないですが)。色々なETFとヘッジファンドがご希望であれば海外(オフショア)でしょう。

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