高金利通貨へ 個人再び投資

 3月に入ってから、米ドルよりも豪ドルの売買高の方が多いそう。

簡単な話ですが、高金利通貨について、わかりやすくおさらいしておきます。

金利が高い
  ↓
運用先として魅力
  ↓
(個人投資家が)金融投資としてその通貨を買うようになる。
  ↓
その通貨の上昇

という構図。もちろんさらに金利が引き上げられれば、その通貨はさらに高くなる。

 もう一つよく聞くのが資源国通貨。ここに出てくるのが、比較的、「高金利通貨=資源国通貨」なのですが、元々資源国通貨とは名前の通り、「資源を持っている国の通貨」よく言われるのが、豪ドル、南ア・ランド、ノルウェー・クローネ、カナダドルです。

先進国や世界中の国が資源を買って、物を作る(資源を持たない国は外国から買うしかない)。
  ↓
資源国から資源を買うので、必然的にその国の通貨を買うことになる。
  ↓
資源国通貨高となる。

という順繰りです。これは普遍の摂理のため、かなり以前から資源国通貨は高くなり、またその国は景気もいいため、金融の引き締め政策(金利の引き上げ)ができます。先程の説明の通り、金利が高くなるとさらにその通貨も買われるため、プラスのスパイラルが続きます(日本と真逆)。結果的に、資源国通貨=高金利通貨となっているのです。

 今の資産運用には外貨という概念が欠かせません。円建て投資信託で運用していても然りです。皆さん、もう一度保有通貨を見直してみましょう。

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