資産運用世界最大の米ブラックロック 日本で上場投信(ETF)強化
世界最大の資産運用会社、米ブラックロックが日本でETFを今後5年間で本格的に展開して行く(ETFについてはコチラ)。
ブラックロック社は、メリルリンチやバークレイズの資産運用部門をまるごと買収したこともあり、今や世界でのそう預かり資産残高は1300兆円という規模(驚)。しかも政府系ファンドや中央銀行からリスク管理の外部委託まで受けているほどの会社。日本でも21兆円と、国内最大手の野村アセットマネジメントと同規模だそう。
ETFにおいても、「iシェアーズ」というブランドで、世界で約100兆円ほどあるETF残高の48%というシェアを誇っている。
そのブラックロックが日本でETFを本格展開していくということなので、とても楽しみ。なぜなら、投資家にとっては絶対的にETFの方が投資信託よりもいいからである。
しかし問題点はETFをどこで買うか?ということ。日本はいつも業者側のいいように物事が進んで行く。「広告効果」である。買付手数料が株式程度しか入ってこないETFをわざわざ「広告」するわけがない。マスコミや店頭で「宣伝」されないETFをあなたは「いいもの」だと認識できますか?認識できている方は、スバラシイ。自分で情報収集し、客観的に正しい判断をする能力があります。しかし日本の大部分の投資家はほとんど「受身」です。証券会社の営業マンに「セールス(販売)」され、「ふーん、いいのかな・・・」と思っています。完全に利益相反の関係とも知らずに(汗)。
先にハッキリ言っておきますが、証券会社はETFでは自分たちが食べていけません。つまり商品は作っても、絶対に積極的に販売してきません。営業マンがいないネット証券は別です。彼らは「どれだけ回転売買をしてもらえるか」、「信用取引の金利で稼げるか」ですから、「株の取引手数料自由化」大歓迎。ETFも大歓迎です。これからは投信やETFもネットで完結する時代になるのかもしれませんね。。もちろんネットでは絶対に誰もアドバイスしてもらえませんので、その時は私に声をかけてくださいね(笑)。。