日本財政の将来、欧米が懸念
これはかなり衝撃的なレポートだった。ゴールドマン・サックスが今回のギリシアの財政悪化について、今後何もしないと、2050年には日本、アイルランド、スペインの財政がギリシアよりも悪化するという。
過去20年間日本はいったい何をしてきたのだろうか?記事によると、09年10〜12月の名目GDPは1991年とほぼ々水準だという。つまりこれまで20年間実施されてきた数百兆円にのぼる公共事業などの財政政策はGDPを押し上げず、借金だけ増やした。
国の借金である国債の9割を日本人が保有しているので、日本人が日本を放棄(国債売却)しない限り、財政破綻は起こらないとも言えるが、この状況をわかった上で、日本国債に投資する人はどんな人だろうか?
この日本の財政状態を健全化するにはどうすればいいだろうか?税収を増やすしかない。消費税でいうと35%まで引き上げる必要があるという。それが非現実的なのは誰でもわかるが、では誰が解決策を示せるのか。きっと解決策などないのだろうと思う。
ツイート