新興国の資本規制 選択肢

 今年はこれが新興国まわりの不安材料となりそうだ。

 昨年ブログでも、ブラジルの資本規制についてご紹介しましたが、今度はIMFが規制も選択肢に入れだしました。

 国ごとには、記事の左の表のように、ブラジル、韓国、ロシア、台湾などが、ご存知中国でも大掛かりな外貨規制が行われていますが、それをIMFという国際機関が言い出したところは、かなり市場にはネガティブに働きます。

 今後もし本当に規制策が出てきて、実行されたとなると、海外の資金は新興国に行きづらくなります。つまり、今までのように誰でも自由に新興国に投資できるわけではなくなってしまうので、将来の新興国への資金流入が見込みづらくなります。株価は先行指数ですので、「将来入ってくるであろう資金」も考慮に入れて、今の株価が形成されています。当然、将来入ってくるはずだった資金が入ってこれないとなると、新興国の株価は下がり、通貨は安くなります(円高)

 新興国の株や債券に投資されている方(もちろんファンド含む)は、今後の動きに注目していかなければなりません。

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