中国 投資依存の成長鮮明
先日発表された中国の昨年のGDP成長率8.7%の内訳が発表された。
内訳の項目は3つ。「投資」「外需」「消費(内需)」である。
長い間、「外需」だのみだった中国も、昨年の世界的不況によって、体質を変えてきている。というのも政府が2年間で53兆円ものお金を投入しているのである。つまり、道を作ったり、建築をしたりなどの公共投資をしている。これにより昨年は「投資」の分野だけで8.0%となり、「外需」の-3.9%を補った。「消費」はおちうと横ばいの4.6%。どうやら今の中国の発展は、政府手動によるものが大きいようだ。
問題は今後。このまま政府主導では、強い足腰はできない。つまり強い中国企業が生まれ、国民が豊かになり、彼らが消費をして成長していくのが理想である。我々日本も中国の景気に依存しているところが大きい。うまく歯車が噛み合い続けてくれれば、と思う。
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