新興・資源国通貨が急落
日本でもブームになっているブラジルレアルや豪ドルのような、新興国、資源国通貨が目先下がっている。
引き金は、中国で1月中旬に出てきた利上げ観測。マクロ経済学のおさらいですが、
金利を上げる
↓
企業や個人への貸出金利も上がる
↓
お金を借りづらくなる
↓
お金を借りられないから消費しなくなる
↓
インフレを抑えられる
これをやりすぎるとデフレになってしまうのですが、今の中国は不動産や物価、消費において、かなりバブル気味なので、デフレの心配はまだ必要ないでしょう。
つまり中国は世界中の鉄や原油などを消費して、自国の発展にあくせくしているので、中国が世界から物を買わなくなると、当然買われていたはずの通貨は売られます。ということで、この通り下がり出しました。
中国の金利の引き上げは必要な処置であり、上手くコントロールできれば、長期的な緩やかな景気拡大が続いていきます。1980年代に行き過ぎたバブルを生み出した日本のようにはなりたくないので、金利は上げた方がいいでしょう。しかし目先金利を上げると、新興国、資源国通貨は下がるし、株も下がります(上海株も下がっています)。
ではこれからどうなるか?
デイトレーダーでない限り、目先のことばかり気にしてもしかたがありません。もう少し先のことを考えましょう。そうですね。2〜3年後くらいで十分でしょう。
中国はこの成長が続きます。世界は中国が成長することで、物を買ってもらえ、共に繁栄していくでしょう。つまり中国株も上がりますし、資源国通貨も上がっていくと思います。
もし今下がっているのであれば、投資するのにはいい機会となるでしょう。機会を英語にするとチャンス。チャンスですよ、チャンス。おそらく具体的な投資対象はこの辺りでしょう。
・新興国債券
・ブラジルレアル債
・南アフリカランド債
・豪ドル債
・新興国株
・中国株
・ブラジル株
・ロシア株
同じような名前のものがありますが、基本、この辺りだったら先程の期間はいい投資成果が出ると思います。ファンドでもETFでもオフショアファンドでもいいです。するかしないかを迷うのであれば、どれに投資するのかを迷いましょう。
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