新興国株GDP比でまだ割安
まずこちらの表を見てください(クリックすれば画像が大きくなります)。
2000年台つまり過去10年間の各国代表株価指数を上昇した順に載せてます。1位はロシア、以下ペルー、スリランカ・・・7位ブラジル・・・9位インド、10位トルコ、11位南アフリカ・・・14位中国・・・20位韓国・・・23位タイ・・・26位香港・・・29位台湾からはマイナス(下落)で、30位アメリカ、31位スイス、32位ドイツ、33位イギリス・・・35位フランス・・・37位日本(ブービー賞)、38位オランダ(最下位)です。
ちなみに1位のロシアが724.3%。なんかすごい数字なので、改めて書くと、「もしあなたが10年前に投資をしていたら、そのお金は今7倍ちょいになっている」ということです。ブービー賞の日本は-44%なので、「10年前にあなたが投資したお金は、今半額になっている」ということ。
明らかに勝ち組だったのは新興国、負け組は先進国(まあ成長率が重要な株ですから、当たり前といえばそうなんですけど。。)。そしてこれから10年間の成長は?というと、当然ながらこのまま新興国の成長が続いていく。むしろグローバル化された今の世界経済では、「新興国のおかげで先進国が儲かっている」と言ってもいい。これをこの表からGDP成長率で見てみると、「名目成長率」(インフレを加味しない)では上位の国はほとんど10%前後。一番右の「人口増減率」も新興国は2倍というところもある。
大事なのは人口が増えれば彼らが所得を得、消費をし、税金を納めてくれる。これはインフレの鉄則であり、経済成長には欠かせない点である。この点だけは、小泉さんも後悔していたそう。外国人労働者を増やせば、一時的にこれは解決できるが、その他の政情不安が起こるし、「日本人にとって」は根本的な解決にはならない。中国はじめ、これからはまだ新興国の株高が続いていくであろう。
新興国株に投資するにはどうしたらいいであろう?投信(ファンド)で投資するのも一つの手だが、手数料が高いので、個別株やETFで投資することもできる。ここではざっくりと、どこの証券会社で何に投資出来るのかまとめておく。
アイザワ証券:
中国、韓国、台湾、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、イスラエル
ニュース証券:
ベトナム、ロシア、タイ、アラブ首長国連邦(ドバイ、アブダビ)、ブラジル
アルジゲート証券:
ロシア
キャピタルパートナーズ証券:
ベトナム
日本アジア証券:
ベトナム
楽天証券:
インド、南アフリカ(ADR)