大和証券グループ社債(豪ドル、NZドル)

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 たびたび銀行や証券会社の店頭で見る「外国債券(外債)」。今日は今朝の日経に出ていた大和証券でこれから募集する大和証券グループの豪ドル建て、NZドル建て債券についてご説明したいと思います。

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 発行体は大和証券グループ。昨日は三井住友、以前は野村が普通株を発行して資金調達しましたが、大和証券は社債で資金調達するようです。ただし日本円で社債を発行していたら、為替リスクはないかもしれないけど、金利もつきません。今回と同じ2年5ヶ月物であれば、1%もつきません。機関投資家(年金基金や保険、財団法人や地公体など)はリスクを取れないのでその方がいいかもしれませんが、個人の投資家はそうではありません。金利が欲しいです。そこで今回は外貨建ての債券を出してきました。

【豪ドル建て】
金利:固定5.7%
期間:2年5ヶ月
格付け:BBB

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(豪ドルチャート 1991年〜)

【NYドル建て】
金利:固定5.4%
期間:2年5ヶ月
格付け:BBB

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(NZドルチャート 1991年〜)

 条件が違うのは金利と為替。金利は当然高い方がいいのですが、通貨はどうでしょう?豪ドルとNZドルは国が近く互いに貿易など関係が深く、経済もリンクしています。中国がたくさんオーストラリアの鉄鋼を買ってもらえれば、オーストラリア国民が潤い、ニュージーランドからたくさん羊を買って食べる、という感じです。よって通貨もほとんど同じような動きをします。

 といっても全く同じではありません。通貨が違うということは、それぞれの経済規模によって通貨の供給量が変わってきます。供給量というのは、世の中(世界中)に出回っている紙幣の量です。オーストラリアは大陸も大きい分、鉄鉱石などの鉱産資源が豊富に取れ、それらを輸出し電気機器、車のような物を輸入します。当然人工も多いです。

 それに比べNZは島も小さく、人も少ない。主な産業といえば畜産、農業、林業です。そのため通貨の供給量も豪ドルに比べて少なくなります。供給量が少ないということは、簡単に上下にブレやすくなります。つまり変動が激しいということなので、それだけリスクが大きくなります(同時に円安による利益も取りやすくなります)。

 そもそも社債を持つ意味合いは、期間内での安定した金利収入。安定を求めるなら豪ドルでしょう。豪ドルの景気は世界の先進国の中でも最も安定していて、金利もNZより高いです。また昨年10月にすでに0.25%利上げをしています。日本やアメリカが景気が悪すぎて上げようがないという状態を考えると、いかに景気基盤が安定しているか伺えます。

 しかしながら、豪ドルもNZドルも、そもそも世界から見たら小さな通貨量です。その外貨を持ったら、また通貨を変えない限り、他にいい運用先もあまりないのが事実です。長い目で見たら、それは気をつけておいた方がいいでしょう。

 ちょっと証券会社の裏側の話をしましょう。ここまで話すと、勘のいい方は「じゃあどうしてNZドル建てのものをわざわざ募集するの?」と思われると思います。それは今までNZドルで運用してきた顧客がいるからです。債券のリスクは満期まで持てば元本は保証されてるわけですし、倒産リスクも大和なら安心。最も気になるリスクは外貨です。しかし今あなたがNZドルで運用をしているとすれば、為替リスクは増えるわけではありません。だったら5.4%もらった方がいいだろう、となります。つまりそういった資金を取り込めば、大和の資本増強になります。

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